今は亡しわが村

雑文置き場

ぼんやりした話

panpanyaの漫画表現は発明なのか?

先日オモコロチャンネルにあがった動画をみておりまして、 youtu.be さすがにオモコロメンバーは漫画を楽しそうに紹介するなぁと、私は関心しきりだったわけです。 しかしながら、 ダ・ヴィンチ・恐山によるpanpanya『グヤバノ・ホリデー』の紹介には異論が…

群盲八尺様を評す――鬼遍かっつぇ(サークル名:Mauve)『おはちさんのなつやすみ』について

八尺様は、2008年、インターネット掲示板「2ちゃんねる」のスレッド「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?」にて投稿された怪談に登場する怪異である。その姿は、背丈が八尺(約242cm)ほどもある、白いワンピースと帽子を身に着けた女性であると…

『アリスとテレスのまぼろし工場』は、『花咲くいろは』のやり直しなんじゃないかという話

『アリスとテレスのまぼろし工場』を鑑賞して、自分の中で岡田麿里の評価が爆上がりしている今日この頃です。 岡田麿里という作家に何か思いれのある人は絶対に見るべき作品だと思いますし、90年代を生きていたオタクにはできれば見てほしい作品です。 そし…

【アキバ冥途戦争】なぜ日本初のメイドは「明治初期」に生まれたのか

『アキバ冥途戦争』とは、Cygames と P.A.WORKSのタッグによるアニメ作品である。キャッチコピーは「萌えと暴力について」。 1999年に秋葉原のメイド喫茶で働く女性たちを題材にした「お仕事シリーズ*1」の第5弾に位置付けられている。そのプロットは既存の…

【偶然とミステリ】ハリー・スティーヴン・キーラー『ワシントン・スクエアの謎』

今回は、関西ミステリ連合OB会の読書会用レジュメとして、ハリー・スティーヴン・キーラー『ワシントン・スクエアの謎』をとりあげる。 まずは、簡単にハリー・スティーヴン・キーラーの日本における受容について取り上げよう。 『ワシントン・スクエアの謎…

『Sonny Boy -サニーボーイ-』と『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』~あたまの漂流

この頭は年がら年じゅう漂流していて、よるべない木の葉ぶねのようなものだが、それだけに漂流譚や漂着譚が好きである。 ――という書き出しではじまるのは、中野美代子『あたまの漂流』だが、私の頭もこの頃は漂流、いや難破を繰り返してばかりで考えがまとま…

ワンエグを援護するための20の方法

――誰かがふと思った。 『ワンエグを守護らなければ……』 ※これはワンダーエッグ・プライオリティを特別編までみた上で援護してみようという趣旨で書いたので、当然の如く、隅から隅までネタバレです。 ネタバレ該当作品 野島伸司関係作品: 『ワンダーエッグ…

『アクタージュ act-age』はなぜ本格ミステリなのか

皆さまは現在『週刊少年ジャンプ』で絶賛連載中の役者バトル漫画であるところの『アクタージュ act-age』をご存じでしょうか。私は週刊少年ジャンプを愛読しておりまして、つい最近アクタージュの「scene115. 必勝」を読んで「アクタージュは本格ミステリで…